添付ファイルやSharePointなどのクラウドストレージ上のファイルを、直接Excelを起動して開きたいなんてことは無いですか?
難しそうな要件ですが、実はForguncyには1コマンドでできる機能が提供されています。
このページでは以下のことがわかります!
- Forguncyで作ったアプリからExcelを起動する方法
- 添付ファイルを直接開くURL
このページの想定読者
- ブラウザから直接Excelを起動したい人
- いちいちExcelファイルをダウンロードしたくない人
Excelファイルを直接開く「URIスキーマ」
WEBブラウザ上からExcelファイルを直接開くには、「ページ遷移コマンド」を利用します。
ブラウザにはURIスキーマという仕組みがあり、遷移先のURLの書き方によってExcelファイルを直接開くことも可能になっています。
参考:Office URI スキーマ | Microsoft Learn
実際に試してみる
では試しにページ遷移コマンドで、外部ページ(アドレス指定)の箇所に以下を入力してみてください。
ms-excel:ofe|u|https://forguncy-uc.asmile-design.com/wp-content/uploads/2025/06/%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A0%E3%83%AA%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%82%B9.xlsx

このコマンドを実行すると、以下の記事のシステムリソースExcelを開くことが確認できます。
【多言語機能】中国語のシステムリソースを作ってみた - Forguncy Users Community
Forguncyでアップロードしたファイルを開きたい
もちろん、Forguncyでアップロードしたファイルを開くこともできます。
Forguncyでアップロードしたファイルは以下のURLから開くことが可能です。
http(s)://<サーバー名>/<アプリ名>/Upload/<ファイル名>
例)http:/localhost/app/Upload/0edee87f-863c-4d69-99ab-d9a7fb0355f1_ExcelFile.xlsx
これを基に、例えばカレントレコードの添付ファイル型セルに添付されているExcelファイルを開きたい場合以下のようにします。
="ms-excel:ofe|u|http://localhost/testopenfile/Upload/"&LEFT(A1,LEN(A1)-1)
※A1には添付ファイルがあるフィールドとデータ連結したセルを指定してください。

開きたいファイルを動的に変えたい場合は、「セルの値、または数式:」を活用してURLを作成します。
※実装イメージ↓

補足:開くことができるExcelファイルの条件
開くことができるExcelファイルは、ネットワーク上にあるファイルです。
そのリンクを実行すると、ダウンロードが始まるようなものだとか、SharePointやOneDriveといったクラウドストレージに保存されているファイルなどが該当します。
C:\Users… のような、手元にあるPCに保存されているファイルは開けないのでご注意ください。


