Forguncyでアプリを開発していて、
「処理が思った通りに動かない」「SQLの結果がおかしい」と感じたことはありませんか?Forguncyでは、ブラウザの開発者コンソールを使って、実行された処理内容やSQL、その実行結果を確認できるデバッグ機能があります。
本記事では、デバッグ時に確認できる内容の一覧と、どこを見れば何が分かるのかを整理して解説します。
このページでは以下のことがわかります!
- Forguncyのデバッグ機能で確認できる内容の全体像
- ブラウザ開発者コンソールで見るべきポイント一覧
- 処理内容・SQL・実行結果を確認する具体的な見方
このページの想定読者
- Forguncyでアプリを開発・運用している方
- 動作不良やSQLの不整合を自分で切り分けたい方
- 「とりあえず動かす」から一歩進んで、原因を把握しながら開発したい方
「デバッグ機能」で何ができるのか
Forguncyのデバッグ機能を使うと、アプリ操作時に 内部で実行されている処理の内容をブラウザ上で確認できます。
具体的には、ブラウザの開発者コンソールを通して、
以下のような情報を確認することが可能です。
デバッグ機能で確認できる主な内容
- 実行されたコマンドの処理内容
- ボタン操作や画面遷移時に、どのコマンドが実行されたか
- 処理が最後まで実行されているか/途中で止まっていないか
- サーバーに送信されているSQL
- 実行された SELECT / INSERT / UPDATE / DELETE 文
- WHERE 条件やパラメータの実際の値
- SQLの実行結果
- 取得できたデータ件数
- 実際に返ってきたデータの中身
- エラーや警告情報
- SQLエラー
- 処理実行時の例外や警告メッセージ
- 画面項目や変数の値
- フォームや画面から送信された値
- NULL や空文字になっていないかの確認
これらを確認することで、
「なぜこの動きになっているのか」「どこで想定とズレているのか」を
感覚ではなく、事実ベースで切り分けられるようになります。
事前準備:デバッグを見るために必要なこと
事前準備は非常にシンプルです。
- Forguncy Builderでアプリをデバッグ実行する
- Webブラウザ上(Chrome / Edge )の 開発者ツールを開く
- Webブラウザ上でF12キーを押す
- もしくは右クリック→検証(Chrome)、右クリック→開発者ツールで調査する(Edge)
以下のような表示になったら準備完了です。

開発者ツールの基本構成
開発者ツールを開くと様々な情報が一気に表示されるかと思います。
Forguncyのデバッグで主に確認するのは「コンソール」と「ネットワーク」の2つだけです。
Console タブ
Console タブでは、処理実行時のログやエラー情報を確認できます。
主に以下のような内容が表示されます。
- コマンド実行時のログ出力
- エラーメッセージや警告
- 処理が途中で止まっていないかの確認
「ボタンを押しても何も起きない」「処理が動いていない気がする」
といった場合は、まず Console タブを確認すると状況を把握しやすくなります。
Network タブ
Network タブでは、ブラウザとサーバー間の通信内容を確認できます。
Forguncyのデバッグでは、特に以下の点が重要です。
- 実行された SQL
- サーバーに送信された リクエスト内容
- SQLの 実行結果(レスポンス)
ボタン操作や画面操作を行うと通信が発生し、
その中に どんなSQLが流れ、どんな結果が返ってきたか が記録されます。
「SQLの条件が想定と違う」「結果が0件になる」
といったケースでは、Network タブを見ることで原因を特定しやすくなります。
デバッグで確認できること・見る場所まとめ
では、具体的にどこをどう見たら何がわかるのか?についてまとめていきます。
今回はForguncyの弁当予約管理テンプレートを利用します。
テンプレートをデバッグ実行して、開発者ツールを開きながらご覧ください。
①実行されたコマンドの流れが分かる

開発者ツールを開いた状態で、アプリを操作すると、上記のようにログが表示されます。
どのコマンドがどの順番で実行されたか、パラメーターの値の推移などが確認できます。
②実行SQLが分かる
一部のSQLについてはここから見ることもできます。
弁当予約では確認できませんでしたが、サーバーサイドコマンドを利用していた場合、実行SQLも確認できます。
以下は公式ヘルプの記載です。
https://docs.forguncy.com/v10/serversidecommandslog.html
③データの取得結果が分かる

ネットワークタブを開いて、「GetTableDataWithOffset」という項目をクリックすると、データを取得した結果が確認できます。
上記は弁当のメニュー情報がしっかり取得できていることが確認できますね。
おわりに
デバッグは難しいものではなく、「何が起きているかを確認する手段を知っているかどうか」の差です。
Forguncyのデバッグ機能とブラウザ開発者コンソールを使えば、アプリの動きをブラックボックスにせず、自分で追えるようになります。
困ったときは、まず Console、次に Network。
この順番を習慣にしてみてください。
なお、本機能は基本的にBuilderのデバック実行の時に表示され、発行されたアプリでは見えないのでご安心ください。

