Forguncyを導入するとForguncy Serverの運用が必要になってきます。

Forguncy Serverは安価ではないため、なるべくなら少ない台数で運用して節約したいと思うところですが、

複数台で運用したほうが良い場合もあります。

今回の記事では複数台での運用が必要になるポイントを紹介します。

このページでは以下のようなことがわかります!

  • どんな時に複数台サーバーが必要になるか
  • 気を付けておくこと

このページの想定読者

  • 初めてForguncy Serverを利用する人
  • Forguncyの活用を推進する人

このページの情報はV8以降で動作確認済みです。

サーバーが複数必要になるきっかけ

Forguncyでアプリ開発を始めるときにまず迷うのは、

開発ライセンスが何本必要で、

サーバーライセンスが何本必要なのか?

というところだと思います。ちなみに開発ライセンスは開発する人に合わせればよいので、迷うことはあまりないと感じています。

他方、サーバーライセンスは少し考慮が必要です。

もちろんお試しで利用する期間は1台から試していけば良いですが、導入が進むと早い段階でサーバーについて考える必要が出てきます。

今回は2つの考えるポイントを紹介します。

パターン① 本番環境と検証環境といった環境ごとサーバーを用意するケース

環境に応じてサーバーライセンスを用意するという考え方は、自然だとだと思います。

サーバーライセンスは安価ではないですが、本番環境とは切り離された環境での動作検証のため、試験的な環境を用意することが多いと感じています。

Forguncy Serverの場合は、サーバーライセンスと同時接続数という2種のライセンスで考える必要があり、利用状況や予算に応じて設定する必要があります。参考情報ではありますが、同時接続数は後で買い増すことも可能なので、使いながら購入数を考えていくというのがおすすめです。

また、検証環境であれば同時接続数を調整することでコストを圧縮することも可能です。

例えば、環境に応じてサーバーを用意するなら以下のようなイメージです。

本番環境:高性能サーバー+同時接続数10

検証環境:低性能サーバー+同時接続数5

パターン② 個人情報など重要なデータや添付ファイルを扱うケース

企業で利用するケースだとこのパターンも考慮する必要が出てきます。

例えば多くの企業で、人事データや重要な意思決定に関するデータを閲覧できる方は限られると思います。

Forguncy Serverの場合でも注意が必要です。

個人情報を管理すると考えた際に例えば人事関係の特定のメンバー以外がサーバーやForugncyのポータルに入ってはいけないとなったら、

人事とそれ以外の組織でサーバーを分ける必要が出てきてしまいます。

同じサーバー内にアプリをいくつも発行できるのがForguncyサーバーのいいところではあるのですが、

管理者であれば発行されているアプリの各種情報を閲覧できてしまうため、

特別な管理が必要になった時はサーバーを分ける必要があるかもしれません。(もちろん機微なデータをForguncyでは扱わないという判断もあります)

他社の事例を見ているとエクセルで管理していた業務をForguncyでアプリ化するということが多く、アプリ化する際にどういったデータを利用するのかという点は、押さえておくと良いかとと思います。

おわりに

Forguncy Serverは考慮することが多く、管理を本格的にやるとなると大変です。

ただ、Forguncyは非常に良いツールで試しながら進めていけるという強みがあるので、

手探りしながら最適解を見つけてみてください。

【著者】

haru

Forguncyをさらに知って、良いアプリを作っていきましょう!

Forguncyに出会った時にこんなに簡単にWEBアプリを作れるツールがあるのかと衝撃を受け、Forguncyアプリ開発のファンになりました。開発ハードル低さや生産性の高さを多くのForgncyの利用者に知ってもらうため、たくさん記事を書いていきます!

これまでサーバー周りからソフト開発まで幅広く実施してきましたが、最近では生成AIやデータ活用に関して調査をしています。良い機会なので社会的関心が高いところとForguncyを絡めた記事を書いていく予定です!